【発表】卒業生 南君と修士2年生 別宮君が研究内容をIEEE International Conference on Smart Computing (SMARTCOMP) 2023で口頭発表・デモ発表しました – ‘ Detecting Potholes from Dashboard Camera Images Using Ensemble of Classification Mechanism’

【発表】卒業生 南君と修士2年生 別宮君が研究内容をIEEE International Conference on Smart Computing (SMARTCOMP) 2023で口頭発表・デモ発表しました – ‘ Detecting Potholes from Dashboard Camera Images Using Ensemble of Classification Mechanism’

概要:

Road damage such as potholes may occur on roads due to aging, which may affect traffic. Periodic inspections of road damages are difficult due to the high cost of road surveys. The development of a system that automatically detects potholes and other road damages from dash cam images can allow inexpensive road inspections and can overall improve the problem of the long-term overlook of road damages. Last year, we conducted a demonstration experiment in Edogawa City, Tokyo, using an existing image-based road damage detection method. From that experiment, we found that the detection of potholes on actual roads often causes false positives in detecting shadows and manholes. In this study, we propose a method to reduce false positives in pothole detection, which was considered to be a problem through the demonstration experiment. Since the evaluation based on a pothole-only dataset is not practical, we constructed a dataset for evaluation by adding shadow and manhole images. Our method consists of two main components: data augmentation and an ensemble of classification mechanisms for object detection models. The result of the test on the reconstructed pothole dataset showed that the Average Precision (AP), which is a measure to evaluate the performance of object detection, and F1, which is the harmonic mean of precision and recall, were improved compared to the existing method. Our new method is expected to be an effective pipeline for tasks and situations where false positives are likely to occur and where false positives are more considered as an issue than false negatives, given that they are not dependent on the domain of potholes.

【発表】学部4年生 小林君が研究内容を電子情報通信学会,第50回情報論的学習理論と機械学習研究会(IBISML)で発表しました – ‘Potential of Domain-agnostic Encoder for Long-range DNA Sequences’

【発表】学部4年生 小林君が研究内容を電子情報通信学会,第50回情報論的学習理論と機械学習研究会(IBISML)で発表しました – ‘Potential of Domain-agnostic Encoder for Long-range DNA Sequences’

概要: 約13万塩基対分のDNA配列情報から、タンパク質の発現量やクロマチンの構造状態を効率的に予測する際に、「ドメイン非依存エンコーダ」が効果的に機能することを示す実験結果を公表しました。この研究では、Enformerモデルと比較した実験を通じて、PerceiverモデルのCross-Attention機構がDNA配列情報解析に有効に働くことを確認しました。
オミクスデータの解析においては、特徴量選択が行われることが多く、これはモデルの推論精度や解釈可能性を高める目的で用いられます。特定の疾患や形質に与えるDNA中の各塩基の影響力は大きく異なり、DNA配列情報解析においては、データの最小単位である塩基単位での特徴量選択が特に重要な役割を果たすと考えられます。しかし、これまでのDNA配列情報解析における深層学習モデルのアプローチでは、畳み込み機構を利用した局所領域への特徴量抽出が主に行われてきました。本研究では、目的変数への各塩基の影響を考慮しない絶対位置依存の情報集約であると解釈される、これまでの畳み込み機構の使用、そして既存の手法では目的変数の完全な予測が達成できていないという事実から、DNA配列情報解析への畳み込み機構の適用性を再評価しました。

【受賞】博士課程2年生 川島君の研究が情報処理学会第256回自然言語処理研究会にて若手奨励賞を受賞しました。-‘ 多次元項目反応理論による短歌の評価傾向の分析 ’ 

【受賞】博士課程2年生 川島君の研究が情報処理学会第256回自然言語処理研究会にて若手奨励賞を受賞しました。-‘ 多次元項目反応理論による短歌の評価傾向の分析 ’ 

https://sites.google.com/sig-nl.ipsj.or.jp/sig-nl/%E6%8E%88%E8%B3%9E/young?authuser=0

発表概要: 短歌は日本の伝統的な詩形の一つであり,これまで文学としての研究は行われてきているが,その評 価について定量的な研究は行われていない.そこで本研究では,複数の短歌について複数の評価者が「良い–悪い」および「好き–嫌い」の軸で K 段階の評価を付与した短歌の評価データに対して,多次元の項目 反応理論に基づき,短歌の潜在座標および各評価者の評価傾向を分析する手法を提案する.多次元項目反 応理論における潜在変数の次元数を変化させることで,短歌の評価に影響する要因の分解や,作者ごとの 短歌の傾向の分析,評価者のグループ間の相違を統計的に比較することが可能になった.

【採択】特任助教佐々木航君の研究がBig Data Journalから出版されました。 “Large-Scale Estimation and Analysis of Web Users’ Mood from Web Search Query and Mobile Sensor Data”

[採択] 特任助教佐々木航君の研究がBig Data Journalから出版されました。
“Large-Scale Estimation and Analysis of Web Users’ Mood from Web Search Query and Mobile Sensor Data”

本研究では、検索クエリデータからユーザの気分状態を推定する新たな手法を提案しました。まず、スマートフォンのセンサーデータから気分を推定するためのセンサー気分モデル(SMM)を構築しました。これは、非侵襲的で容易に収集可能なモバイルセンサデータを利用しており、バックグラウンドで収集されるデータに対して、気分状態を推定します。また、Yahoo!JAPANに蓄積されたユーザのウェブ検索クエリから気分を推定する検索クエリ気分モデル(QMM)を構築しました。QMMモデルにSMMモデルを組み合わせることで、QMMのトレーニングデータを増やし、気分推定のパフォーマンスを向上させることができました。 さらに、我々は、11百万人以上のYahoo!JAPANユーザのウェブ検索クエリから気分スコアを3時間ごとに計算するシステムを構築し、「全国的な気分スコア」を生成しました。これらを解析すると、ユーザの週間リズムやCOVID-19パンデミックの間の気分の変動を捉えるなどの興味深い結果を見出すことができました。さらに、重要なニュースの影響や広告のクリックに関連するユーザの気分の変化も捉えることができました。 私たちの研究は、ウェブ検索クエリからユーザの気分を推定する新たな方法を提供し、実際のシステムに実装し、大規模なデータで評価することで、気分推定の分野に新たな可能性をもたらしました。ただし、気分に基づく広告配信などの倫理的な問題も含め、これらの結果の実用化には慎重な取り組みが必要であることを強調します。 詳しくは以下のURLから参照ください。

本研究は、ヤフー株式会社 Yahoo! JAPAN研究所との共同研究による成果です。

Wataru Sasaki, Satoki Hamanaka, Satoko Miyahara, Kota Tsubouchi, Jin Nakazawa, and Tadashi Okoshi, “Large-Scale Estimation and Analysis of Web Users’ Mood from Web Search Query and Mobile Sensor Data”, Big Data Journal, https://www.liebertpub.com/doi/full/10.1089/big.2022.0211

研究フレームワーク

2020年における推定値の変遷

【シンポジウム】「地域IoTと情報力研究コンソーシアム」第4回シンポジウムが開催されました

開催日時: 2023327日(月) 13:3017:30

開催場所: 慶應大学三田キャンパス 北館ホール

【開催概要】

「地域IoTと情報力研究コンソーシアム」では、街のあらゆる情報を超解像度でセンシングする技術、Deep Learning画像分析をリアルタイムにエッジ処理する技術、また参加型センシングなど、あらゆる情報をハイブリッドに活用した超センサーフュージョン技術により、人の生活をより豊かにするスマートシティを構築するために、湘南地域の各自治体様とコンソ会員の各企業様、各大学研究室の皆様とともにいわゆる地域DX水平展開の活動を推進して参りました。また、このコンソーシアムの活動の中でいくつかの国プロの活動へも繋がり、昨年は特にNICTのBeyond5Gプロジェクトである「ShonanFutureVerse」プロジェクトがスタートしました。
Beyond5G「ShonanFutureVerse」プロジェクトとは、2030年のBeyond5Gの超高速、超低遅延、超多接続のネットワーク環境を最大限に活用し、現在都市の超解像度センシング技術と、交通、人流、環境、防災などのさまざまなユースケースにおける超精密シミュレーション技術とを組合せることによって、リアルな未来都市像を超精密かつリアルタイムに仮想空間上で可視化します。その際、未来都市像として、ワーストシナリオ(ヤバース)と、目指すべきシナリオ(キラバース)を具体的にビジュアル化し、この2つの未来都市像からバックキャスティングによって現在の人の行動がどうあるべきかを具体的に示唆することによって行動変容を促し、理想的な未来都市創造実現を目的とするプロジェクトです。実際に湘南地域の複数の自治体で交通、人流、環境、防災などのさまざまなユースケースにもとづく実証実験を行っていきます。
この度、第4回となる「地域IoTと情報力研究コンソーシアム」のシンポジウムと「ShonanFutureVerse」プロジェクトの合同シンポジウムとして「2030年の未来都市創造のための超解像度センシング」をテーマに開催させて頂きます。

【発表】学部3年生 大原君が研究内容を情報処理学会行動変容学研究グループ 第3回研究会(BTI3)でポスター発表しました – ‘骨格推定を用いたバトミントンのスマッシュフォーム改善アプリの実装’

【発表】学部3年生 大原君が研究内容を情報処理学会王道変容学研究グループ 第3回研究会(BTI3)でポスター発表しました。 ―‘国家s九推定を用いたバトミントンのスマッシュフォーム改善アプリの実装‘

概要: 部活動においてスポーツの習熟度を向上させるためには顧問やコーチなどの指導者の指導力が大きく関係する . 一方で、膨大な仕事量による教員のリソース不足や学校に在籍する教員の中で顧問を決定するため経験のないスポーツの部活動を担当してしまい, 十分に指導することができない問題がある . 本研究ではバドミントンのスマッシュの動作に焦点を当て, スマートフォンを用いて国際大会に出場するレベルの選手のスマッシュ動作と比較して四肢の類似度スコアを算出して問題のある部位とともにフィードバックを行うシステムを開発, 効果の検証を行なった

【発表】学部4年生 浜田君が研究内容を情報処理学会行動変容学研究グループ 第3回研究会(BTI3)で発表しました – ‘複合現実を用いた掃除における行動変容を促すアプリケーションの提案’

【発表】学部4年生 浜田君が研究内容を情報処理学会王道変容学研究グループ 第3回研究会(BTI3)で発表しました。 ―‘複合現実を用いた掃除における行動変容を促すアプリケーションの提案‘

概要: 家事は生活する上で日常的に多くの人が取り組んでいる一方で,煩わしさや面倒臭さ,ストレスを感じる場合がある.さらに家事に対するストレスは家庭内ストレスの一種である.家庭内ストレスを日常的に感じ続けることにより,人々の主観的健康にも影響を与えることがわかっている.本研究では, MR(複合現実)を用いて家事における掃除機がけをストレスフリーかつゲーム感覚で行えるゲーミフィケーションを応用したアプリケーション Vacuum Colornerを提案する. Vacuum Colorner を用いることで,掃除機の位置情報をもとに掃除をした箇所を青,赤,黄色,半透明の 4 色から好きな色で塗ることができる.これによりユーザは掃除をした位置を MR 経由で視覚的に認識し,掃除に対する達成感を感じられる.本システムの有効性を検証した結果,定量的な比較項目である面積とストレス値において,視覚的な介入を行わなかった場合と比較して統計的に有意となった.よって, MR や色塗りといった視覚情報を介入方法とすることで,家事における掃除を対象に行動変容を促せる可能性を見出した

【発表】学部4年生 中嶋君が研究内容を情報処理学会行動変容学研究グループ 第3回研究会(BTI3)で発表しました – ‘顔表情解析による自然な笑いと作り笑いの識別’

【発表】学部4年生 中嶋君が研究内容を情報処理学会王道変容学研究グループ 第3回研究会(BTI3)で発表しました。 ―‘顔表情解析による自然な笑いと作り笑いの識別‘

概要: 近年,表情に基づく感情推定に関する研究が広く行われている.先行研究によると基本 6 感情を表す普遍的な表情があると明らかになっている [1].しかし,現実世界では表情と感情は必ずしも一対一の関係ではなく,例えば喜びのようなポジティブな感情を表す笑顔と,ネガティブな感情を表す作り笑いがある.特に作り笑いはうつ病の症状として見られることがある.そのため心療内科では笑顔状態で元気そうな印象があってもうつ状態でないか注意深くカウンセリングを行っている.そこで笑顔表出時の感情を推定することを目的として,本研究では顔表情データから機械学習モデルを構築することにによって自然な笑いと作り笑いの識別をする手法を提案し,学習したモデルに対して精度の評価を行った.

「地域IoTと情報力研究コンソーシアム」第4回シンポジウム

“2030年の未来都市創造のための超解像度都市センシング”を開催します!

開催日時: 2023327日(月) 13:3017:30

開催場所: 慶應大学三田キャンパス 北館ホール

参加費: 無料(どなたでもご参加頂けます)

参加申込はこちらから 

【開催概要】

「地域IoTと情報力研究コンソーシアム」では、街のあらゆる情報を超解像度でセンシングする技術、Deep Learning画像分析をリアルタイムにエッジ処理する技術、また参加型センシングなど、あらゆる情報をハイブリッドに活用した超センサーフュージョン技術により、人の生活をより豊かにするスマートシティを構築するために、湘南地域の各自治体様とコンソ会員の各企業様、各大学研究室の皆様とともにいわゆる地域DX水平展開の活動を推進して参りました。また、このコンソーシアムの活動の中でいくつかの国プロの活動へも繋がり、昨年は特にNICTのBeyond5Gプロジェクトである「ShonanFutureVerse」プロジェクトがスタートしました。
Beyond5G「ShonanFutureVerse」プロジェクトとは、2030年のBeyond5Gの超高速、超低遅延、超多接続のネットワーク環境を最大限に活用し、現在都市の超解像度センシング技術と、交通、人流、環境、防災などのさまざまなユースケースにおける超精密シミュレーション技術とを組合せることによって、リアルな未来都市像を超精密かつリアルタイムに仮想空間上で可視化します。その際、未来都市像として、ワーストシナリオ(ヤバース)と、目指すべきシナリオ(キラバース)を具体的にビジュアル化し、この2つの未来都市像からバックキャスティングによって現在の人の行動がどうあるべきかを具体的に示唆することによって行動変容を促し、理想的な未来都市創造実現を目的とするプロジェクトです。実際に湘南地域の複数の自治体で交通、人流、環境、防災などのさまざまなユースケースにもとづく実証実験を行っていきます。
この度、第4回となる「地域IoTと情報力研究コンソーシアム」のシンポジウムと「ShonanFutureVerse」プロジェクトの合同シンポジウムとして「2030年の未来都市創造のための超解像度センシング」をテーマに開催させて頂きます。

【主催】 地域IoTと情報力研究コンソーシアム

【共催】 Beyond 5G研究開発促進事業 委託研究 「ShonanFutureVerse」プロジェクト
【協賛】 一般社団法人 YRP研究開発推進協会

■プログラム
13:00 開場
13:30 開会挨拶 慶應義塾大学環境情報学部 教授 中澤 仁
13:45 基調講演 「3次元都市モデルとDX化で可能にするスマートシティ」
     株式会社ライゾマティクス 代表取締役 齋藤 精一 様
14:30 休憩
14:45 「ShonanFutureVerse」プロジェクトについて
15:30 インタラクティブセッション
15:30 フラッシュトーク(1分×10)
15:40 インタラクティブポスターセッション
16:30 パネルディスカッション
17:15 閉会挨拶
17:30 閉会

※本シンポジウム後には、懇親会を予定しておりましたが、参加希望者数が少ないため、大変恐縮ながら懇親会はキャンセルとさせて頂きます。既にお申込み頂いた方には大変申し訳ございません。

■基調講演

Photo. Muryo Honma (Rhizomatiks)


齋藤 精一
パノラマティクス 主宰
1975年生まれ。建築デザインをコロンビア大学建築学科(MSAAD)で学び、2000年からニューヨークで活動を開始。
2006年株式会社ライゾマティクス(現:株式会社アブストラクトエンジン)設立。
社内アーキテクチャー部門『パノラマティクス』を率い、行政や企業の企画、実装アドバイザーなど数多く行う。
2018-2022年グッドデザイン賞審査委員副委員長。2025年大阪・関西万博EXPO共創プログラムディレクター。

■ポスター展示者情報
・グリーンブルー株式会社,「コロナ感染症対策路線バス混雑度センシング」
・ぷらっとホーム株式会社,「IEEE802.11ah WiFi Halowを活用した 圃場温湿度可視化ソリューション」
・慶應義塾大学 SFC,「細粒度ごみ排出量データを活用した地域ごみ管理・収集・減量のデジタル推進基盤「ごみゼロ湘南」の研究開発」
・東日本電信電話株式会社,「データ連携プラットフォーム」
・株式会社ニフコ,「避難時の電池レスセンサーの利用」
・株式会社パテントインベストメント,「ドローン+LPWAによる大規模災害・遭難捜索支援システム」
・YRP協会,「2030年を想定したスマートセンシングテストベッド」
・慶應義塾大学 SFC,「「超」ハイブリッド路線バスセンシングによる公共交通機関のスマート化基盤に関する研究開発」
・SFVプロジェクト/カディンチェ株式会社,「超解像度メタバース XRアプリケーション」
・SFVプロジェクト/東京大学 生産技術研究所,「超解像度人流予測シミュレーション」
・SFVプロジェクト/株式会社アイ・トランスポート・ラボ,「超解像度仮想未来年データ生成」
・SFVプロジェクト/慶應義塾大学 理工学部,「社会シミュレーションによる「あるべき世界」のデザイン」
・SFVプロジェクト/京都大学 防災研究所,「超解像度データとサイバーフィジカルループの開発」
・SFVプロジェクト/慶應義塾大学 SFC,「キラバースと超解像度都市センシング」
・SFVプロジェクト/株式会社ゼンリンデータコム,「超解像度3Dモデル都市マップ」
・SFVプロジェクト/Urban Technology Alliance,「Global Smart City Platform COSMOS」