【発表】学部4年 浜田君が研究内容を情報処理学会 行動変容学研究グループ 第3回研究会(BTI3)で発表しました – ‘複合現実を用いた掃除における行動変容を促すアプリケーションの提案’

【発表】学部4年 浜田君が研究内容を情報処理学会 行動変容学研究グループ 第3回研究会(BTI3)で発表しました – ‘複合現実を用いた掃除における行動変容を促すアプリケーションの提案‘

研究概要:

家事は生活する上で日常的に多くの人が取り組んでいる一方で,煩わしさや面倒臭さ,ストレスを感じる場合がある.さらに家事に対するストレスは家庭内ストレスの一種である.家庭内ストレスを日常的に感じ続けることにより,人々の主観的健康にも影響を与えることがわかっている.本研究では, MR(複合現実)を用いて家事における掃除機がけをストレスフリーかつゲーム感覚で行えるゲーミフィケーションを応用したアプリケーション Vacuum Colornerを提案する.Vacuum Colorner を用いることで,掃除機の位置情報をもとに掃除をした箇所を青,赤,黄色,半透明の 4 色から好きな色で塗ることができる.これによりユーザは掃除をした位置を MR 経由で視覚的に認識し,掃除に対する達成感を感じられる.本システムの有効性を検証した結果,定量的な比較項目である面積とストレス値において,視覚的な介入を行わなかった場合と比較して統計的に有意となった.よって, MR や色塗りといった視覚情報を介入方法とすることで,家事における掃除を対象に行動変容を促せる可能性を見出した.