第2回 地域IoTと情報力シンポジウム – 地域IoTサミット2018

主催:慶應義塾大学 地域IoTと情報力研究コンソーシアム
共催:湘南IoT推進ラボ
後援:経済産業省

  開催概要  


日時:2018年11月14日(水)13:30-18:00
場所:慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール (アクセス情報)
会費:無料 (懇親会は一般3,000円 学生2,000円)
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趣旨

2017年11月に発足した「地域IoTと情報力研究コンソーシアム」は、街のあらゆる情報をセンシングする技術や、ディープラーニングをはじめとする機械学習技術等を応用し、スマートホーム、スマートモビリティ、スマートスペース等の多様な分野において、情報の力を活用したサービスを創出することにより、人の生活をより豊かにするスマートシティを構築することを目的としています。第一回シンポジウムでは、300名以上の来場者の方にお越しいただき、コンソーシアム会員団体の取り組みや狙いについて紹介するとともに、産官学の関係者間のネットワークを構築し、様々な情報交換、技術開発、事業展開等を連携し継続して取り組む機会となることを目指し、開催されました。第二回となる今回は、経済産業省が進める地方版IoT推進ラボ事業において先進的な取り組みを行っている日本全国の自治体の方々や、明確なビジョンのもと自治体とともに興味深い取り組みを進めている大学・企業の方々をお招きし、その取組をご紹介いただくとともに今後の地域IoTのあり方を議論する、「地域IoTサミット」と題して開催いたします。

是非こんな方にご参加頂ければと思います

・IT技術を用いて自治体の課題を解決したい自治体関係者
・スマートシティ分野の最先端の研究・開発にご興味がある研究者の皆様
・藤沢市で取り組んでいるスマートシティ事例にご興味がある一般の方
・研究テーマを探している学生の皆様

プログラム

時間 講演題目/講演者 内容 もしくは 講演者プロフィール

全体司会

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中澤仁(慶應義塾大学)

慶應義塾大学環境情報学部准教授.2003年慶應義塾大学博士号取得(政策・メディア).2004年ジョージア工科大学客員研究員.街に埋もれて見えない無限の情報を採集するのがライフワークの一つ.ユビキタス・モバイルコンピューティング、センシングシステム、ディペンダブルシステム、スマートシティ等の研究に従事.

講演予定
13:35-13:45

ご挨拶

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大西 啓仁(経済産業省/商務情報政策局 情報技術利用促進課(ITイノベーション課) 企画官)

13:45-14:15

自治体と創る安全・安心な生活を支えるセンサネットワークの構築

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講演資料

不破 泰(塩尻市/信州大学 教授)

1981年信州大学工学部卒業,1983年同大学院修士課程了.1983年信州大学工学部助手.1989-1990年名古屋工業大学内地研究員.1992年名古屋工業大学博士(工学).1992年信州大学工学部助教授.1994年米国Boston大学在外研究員,1996年ポーランドBialystok大学研究員.2003年信州大学工学部教授.2010年より信州大学総合情報センター長.2015年より信州大学地域防災減災センター地域連携部門長(兼務).2002年に長野県塩尻市が設けた連携研究所を拠点とし,総務省,自治体,企業と連携して,ICTを用いた安全・安心な地域つくりの取り組む.

14:15-14:45

「スマートシティたかまつ」の実現を目指して~データ利活用で未来のまちづくり~

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講演資料

広瀬 一朗(高松市/総務局参事)

2009年総務省入省。放送法制の見直し、政策評価、新規採用担当、政策金融(財務省出向)、地域ICT利活用などを担当後、米国留学(ロサンゼルス及びワシントンDC)を経て、2017年7月に高松市総務局次長、今年4月から現職。東京都出身。

14:45-15:15

富山県におけるものづくりIoTの取り組みのご紹介

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講演資料

岩本 健嗣(富山県/富山県立大学 工学部 電子・情報工学科 准教授)

2005 年慶應義塾大学より博士(政策・メディア)。KDDI研究所(現 KDDI総合研究所) 研究員を経て、現在、富山県立大学 工学部 電子・情報工学科 准教授。ユビキタスコンピューティング、屋内位置情報、センサ応用アプリケーション等の研究に従事。富山県IoT推進コンソーシアム 情報共有委員会委員長。

15:15-15:30 休憩
15:30-16:00

官産学医の連携によるIoTを活用した地方創生のチャレンジ
〜会津若松市の「IoTヘルスケアプラットフォーム」事業の取組み〜

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講演資料

宮森 健一朗(会津若松市/高齢福祉課長)

会津若松市役所 健康福祉部 高齢福祉課 課長
昭和61年3月 福島県立会津高等学校卒業
昭和61年4月 会津若松市役所入庁
以降、国保年金課、総務課(情報政策部門)、市民課、税務課を経て 現在高齢福祉課在職中
レジリエントジャパン推進協議会 レジリエントな地域包括ケア普及WG委員(2017)

16:00-16:30

札幌市におけるICTの活用 ~市民参加型によるスマートシティの実現と課題~

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講演資料

相原 健郎(札幌市/国立情報学研究所/総合研究大学院大学 准教授)

1997年 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。同年 文部省学術情報センター助手。2000年 国立情報学研究所助手。2004年 同助教授・准教授。現在に至る。総合研究大学院大学准教授、情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設准教授を併任。2003年から1年間、米国コロラド大学計算機科学科訪問研究員。コンテキストアウェア、ヒューマンコンピュータインタラクション、サイバーフィジカルシステム等の研究に従事。また、観光分野における行動分析等の研究を通じて、観光庁や自治体等での観光動態分析等に貢献する。人工知能学会、情報処理学会、日本認知科学会、観光情報学会、ACM各会員。

16:30-17:00

情報化社会の動向と地方自治体における取り組み

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講演資料

大高 利夫(藤沢市/IT推進課 課長)

1977年 藤沢市役所入所、2011年 総務部参事兼IT推進課長として現在に至る。2010年 総務省地域情報プラットフォーム活用推進事業、2011年 内閣官房:情報連携基盤技術ユーザーサブWG。内閣官房:国民ID制度 新たな行政サービス検討WG、総務省:情報通信審議会電気通信事業政策部会・電話網移行円滑化委員会、2012年 内閣官房:重要インフラ専門委員、総務省:IPネットワーク設備委員会通信確保作業班、総務省:災害に強い電子自治体に関する研究会構成員を務める。

17:00-17:15 休憩
17:15-18:00

パネルディスカッション
スマートシティ3.0: 2020年代の知的未来都市戦略

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司会:米澤拓郎 (慶應義塾大学)

慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授.2010年慶應義塾大学博士号取得(政策・メディア) .2012年カーネギーメロン大学客員研究員.システム・ネットワーク・ヒューマンコンピュータインタラクションの交点に興味.国内外の研究プロジェクトにおいて、IoT技術を含むスマートシティに関する研究開発に従事. 2009年IBM Ph.D Fellowship Award、2013年情報処理学会山下記念研究賞などを受賞

パネリスト

宮森 健一朗(会津若松市/高齢福祉課長)
広瀬 一朗(高松市/総務局参事)
相原 健郎(札幌市/国立情報学研究所/総合研究大学院大学 准教授)
岩本 健嗣(富山県/富山県立大学 工学部 電子・情報工学科 准教授)
大高 利夫(藤沢市/IT推進課 課長)
柳沼 裕忠(パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社)

18:00-18:30 懇親会会場移動
18:30-20:30

懇親会

講演記録映像

お問い合わせ

地域IoTと情報力研究コンソーシアム事務局
sfcity[AT]ht.sfc.keio.ac.jp
(※上記の【AT】は@に置き換えてお読み下さい)

本シンポジウムで公開される研究成果の一部は、国立研究開発法人情報通信研究機構にご支援頂いております。